←鰹の活造りの皿鉢
4日ぶりに書き込みが出来ました。(苦笑・・)
と言っても、あまりネタが無いので、高知の郷土料理を少しいじってみた。
高知には、 【皿鉢料理】(さわちりょうり)って呼ばれる、大皿いろんな料理を盛り付ける郷土料理がある。
(料理自体は、格別特殊なものではなくて、盛り付けが独特なんですけど・・・)
何でこのようなものが出現したかと言うと、一説には、やはりそこは酒飲みの土地柄、冠婚葬祭や何かの集まりでは、必ず最後は、お酒を酌み交わすことになる。
料理よりもお酒が主体になってくる。
田舎なんかの結婚式では、招待状なんか出されない!!!(実際僕の場合もそうでした・・・)
お披露目の挨拶が終わり、乾杯の音頭が終わると、後に待つのは、延々と続く酒の注ぎ合い・・・(高知ではそれを【返杯】(へんぱい)と呼ぶ。)
客人も入れ替わり立ち代り、いろんな方がお見えになる。
町を揚げてみんなで祝ってくれる。(最近では珍しいけど、昔は、どこもそうだったらしい・・)
中には、さっきまで畑仕事してました?や、仕事帰りです?みたいな人も思いっきり入ってきて祝ってくれて、お酒を注ぎに来てくれる。
(新郎の足元には、飲みすぎないように、お酒を下げる土瓶が置かれるのもですが、僕のときは、バケツが2つあった・・・笑)
でも下げるに下げれずに、2時間もたずに泥酔状態で、その後どうやって家まで帰り着いたか思い出せませんでした・・・笑
とまぁ余談はほどほどで、お分かりのように、そうなるといちいち料理を単品で出していたら、いくらあっても足りない、片付かない・・・と言う状況に陥る。
そこで寿司・揚げ物・煮物から惣菜全般に至るまでを大皿に盛り、好きなように食べてくださいっって言うのが、この【皿鉢料理】の由来って聞いたことがあります。
県外の方が、高知の結婚式に来られると、たいがいびっくりされるのが、この皿鉢料理と返杯です。
結婚式では、必ずって言っていいほど、乾杯の挨拶が終わると、まず、自分の席って言うものが無くなります。
みんな席を立って、親戚や友達・知人にお酒を持って挨拶に回る儀式が始まります。
自分の席に知らない人が座って、酒を飲んだり、料理を食べたりなど、珍しくはありません。
県外の方は、かなり戸惑うようです。
http://www.sushiryu.co.jp/demae4/index.htm←皿鉢料理の一例です。